「費用はなるべく抑えたいけど、なかなか気に入る家具がなくて。」
カフェや飲食店のオーナー様からよくご相談いただく、このお悩み。

お店は家と違い、家具の数を揃えなければならない分、
ひとつひとつの価格はできるだけ抑えたいもの。
でもその反面、脇役である家具にもこだわりたいというオーナー様が、たくさんいらっしゃいます。
脇役とはいえ、家具はお店の世界観をつくり上げるための重要なアイテムであり、
お客さまが直接触れるものですから、その気持ち、すごくよくわかります。

近年、低価格でおしゃれな家具がうんと増えましたが、
量産品であるがゆえ、「いいねんけど、、ここがもうちょっとこうやったら最高やのに!」
なんてことがよくあります。

そこで『低価格の家具を、職人がリメイクすればいいのだ!』と立ち上がったのが、
我らが代表・矢野と、
「家具作れる、家具直せる、家具リメイクできる」の3拍子揃った職人軍団。

そんなこんなで、「リメイクすればいいのだ企画」第一弾が完成しました!
リメイクしたのは、
大手家具メーカー・東谷さんのアイアンフレームの2Pソファ(¥78,000+tax)。

プチプライスソファをおしゃれにリメイク
リメイク前のものがこちら。
アイアンフレームに取り外し可能なソフトレザー(合成皮革)張りのクッション、
アームは着色塗装が施されたラバーウッド(ゴムの木)の無垢材という仕様。
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
木工職人・ヒカワが目をつけたのは、アーム部分。
ラバーウッドにブラウンで着色塗装したアームは、
アイアンフレームとボリュームのあるクッションに対して若干チープな印象でした。
 
 
低価格ソファをおしゃれにリメイク
悩むヒカワ。
 
 
低価格ソファをおしゃれにリメイク
オリジナル家具のデザイナーでもある先輩職人・岡野も一緒に考えます。

岡野とヒカワが紫色のジャンパーを兼用してるのかと思いましたが、
岡野のは「10年以上前のユニクロの」、
ヒカワのは「4年前のノースフェイスの」だそうです。プチ情報。
 
 
低価格ソファをおしゃれにリメイク
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
たかがアーム、されどアーム。
 
 
低価格ソファをおしゃれにリメイク
試作したアームで寝心地を確認する岡野。たぶん痛いと思います。
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
そしてようやく完成したのが、存在感のある幅広のオーク無垢材で製作した、新たなアーム。
無骨なオークの表情が、フレームの雰囲気にピッタリです!
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
塗装はせず、木の手ざわりを楽しめるようオイル仕上げにし、
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
肘を置いた際に手が当たる部分の角のアールは、アイアンフレームの角と同じ丸みに削りました。
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
まさにアールをつけている瞬間。
 
また、幅広のアームは、背もたれのクッションの遊び(ずれ)を防ぐという隠れたポイントも。
 
 
いっぽうクッションにも、椅子張り職人・宮本の秘めたこだわりが。

低価格ソファをおしゃれにリメイク
リメイク前のクッションは、「マチ」が四方にぐるりとありましたが、
リメイク後の「マチ」は左右の奥行き方向にのみ。
これは、使っていくうちにだんだんと前のマチのラインが下がって崩れてしまうのを防ぐため、だそう。
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
たとえばこちら、スタッフ私物のグダグダなソファ(7年使用)も
四方にマチがあるタイプなのですが、
確かに前のマチのラインが崩れまくっています!
よく座る真ん中なんて、哀しいかな、ベローンとなっています。

ところが前にマチがないと、このグダグダ感がわからないという、素晴らしい仕組み。
これには京マチ子もビックリです!
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
ちなみに新しい張り地は、finger marksでも人気の、グレーのヘリンボーン柄のもの。
背クッションにつけられた、同系色のビニールレザーのくるみボタンがアクセントになっています。
 
 
プチプライスソファをおしゃれにリメイク
こんな感じで、工場では忙しい合間を縫って、リメイク企画が次々と進行中です。
なるべく低価格で、それでいてフィンガーの手仕事ゆえのこだわりや
職人のセンスがキラリと光るものを作っていきたいと思いますので、
第二弾もどうぞお楽しみに!