塗装職人・多田が補修しているのは、お客さまから修理のご依頼をいただいた朱塗りの箪笥。
 
 
京都家具クリニックタンス塗装

京都家具クリニックタンス塗装
おそらく最初は艶やかな朱色をしていたのだと思われますが、長年お使いの間に傷も増え、表面にはパサつきも。

先に木工職人の手でひきだしの調整と金物の浮きを補正してから、いよいよ多田のもとへ。
 
 
京都家具クリニックタンス塗装
色剥げと傷が目立っていた天板は、いったん元の塗装をすべて剥がし、再塗装します。
 
 
京都家具クリニックタンス修理
塗装をきれいに剥がし素地が出てきたら、へこみ傷にはパテを埋め表面を平らに。
 
 
京都家具クリニックタンス修理
塗装は、一見黒っぽく見える赤系の塗料を刷毛塗り→
スプレーガンでクリア塗装→
ペーパーがけ→
 
 
京都家具クリニックタンス塗り替え
スプレーガンで調色した塗料を塗装→
クリア塗料でコーティング

という順で行います。
ひきだし正面の色艶に合わせて深みのある朱色になるよう色を重ねるさまは、
「まるで塗装のミルフィーユや〜!」
 
 
 
京都家具クリニックタンス塗り替え
続いて、正面や側面の小傷や色剥げをひとつひとつ補修していきます。
小筆を手に黙々と、ミリ単位の小傷と向かい合う多田。

 
 
京都家具クリニックタンス補修
取っ手などの金物も錆びて色が落ちていたため、こちらもすべて塗装することに。
金物ひとつひとつにペーパーをあてざらつきを落とし、筆で淡い朱色に着色します。
 
 
京都家具クリニックタンス塗り替え
取っ手だけでも13個・・・がんばりました!
 
 
京都家具クリニックタンス塗装

京都家具クリニックタンス補修

京都家具クリニックタンス補修
ようやく完成です!
上品な艶をまとった、しっとり美しい朱色の箪笥に蘇りました。
その色の奥に4つの層が重ねられているのだと思うと、いっそう深みのある色のようにも感じます。
 
 
師走に入り、工場もだんだんと慌ただしくなってきました。
年末に向けてあちこち掃除をしながら、汚れや傷みなどが気になる家具がございましたら、
ぜひご相談くださいね。
新品のようにきれいに生まれ変わった家具とともに、
すっきりとした気持ちで新しい年を迎えていただければと思います!