オフィスチェア修理
先日工場に運び込まれてきた、こちらのオフィスチェア。
よくがんばったね・・・!そう声をかけながら、
もげてしまったアームの先端部分を、そっと撫でてあげたくなりました。
 
 
オフィスチェア修理
もしも、このオフィスチェアがプロ野球選手だったら、確実に戦力外通告を受けていたかもしれません。
けれど、木工職人・ヒカワは固く心に誓いました。
「必ず一軍に戻してやるからな・・・!」
(ヒカワは元・高校球児)
 
 
オフィスチェア修理
左側のアームは、樹脂でできたパーツが先端の方で折れてしまっていました。
その上にのせられていたウレタンはちぎれ、外側を覆っていたレザーは破れています。
 
 
オフィスチェア修理
一方、右側のアームはダメージが少ないように見えますが、
こちらも左側と同様に、中身の樹脂パーツが折れていました。
 
 
オフィスチェア修理
肘掛けのパーツを取り外したところ。
 
 
オフィスチェア修理
さらに、樹脂のパーツだけを取り出したところ。
こちらはもう折れていて使えないので、新たにこのパーツを木で作ることに。
 
 
事務椅子修理
そして、作った木のパーツを仮で取り付けたのがこちら。
 
 
事務椅子修理
これは、ブナの薄板を積層し曲げたもの。
曲木は繊維が繋がっているので、パーツの形を削り出すより強度が出るのだそうです。
また、元の樹脂パーツより2mm厚くすることで、
見た目の違いをほとんど出さないようにしながらも、強度を高めました。
 
 
作った木のパーツがしっかりと土台にフィットすることが確認できたので、
一度外し、椅子張り職人が革を張り込みます。
 
 
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どんな構造になっているのかわからないと言ったら、ヒカワがささっと書いてくれた図。分かりやすい!
メネジ加工を施した木パーツにウレタンと革を張り、
下部のパーツからジョイントボルトで留める、のだそうです。
 
 
事務椅子修理
肘掛け再生手術、無事完了です!
 
 
事務椅子修理
皺ひとつなくぴんと張られた真新しい本革も、
毎日お使いいただくなかで、自然と馴染んでくることでしょう。

これからもまだまだ現役で、バリバリご活躍ください!