椅子の貫を修理
修理のご依頼をいただいた、こちらのお椅子。
 
 
椅子の貫を修理
よーく見ると、バッテンになった貫の部分が所々、ガシガシになっています。
何でも、ワンちゃんが噛んでしまったとのこと。

・・・そういえば我が家のワンコも、子犬の頃、しょっちゅうテーブルの脚をガジガジかじっていました!
成長期の子犬は歯がかゆいので固いものをかじりたいのだと知り、なるほどそうなのかと納得した記憶。

そんなわけで今回は、ワンちゃんにかじられてしまった貫を新たに作り直すことになりました。
 
 
椅子の貫を修理
椅子を裏返したところ。
貫を交換するので、一度すべて解体します。
 
 
椅子の貫を修理
バラバラ状態。
一番右端の2本が、バッテンだった貫のパーツ。
今回、4脚分の修理をご依頼いただいたので、4脚とも同じ作業を進めます。
 
 
椅子の貫を修理
元々の貫のパーツを参考に、一から同じサイズ・同じかたちの貫を作っていきます。
フレームはチーク材ですが、今回新たにお作りする貫のパーツは、タモ材で。
 
 
椅子の貫を修理
微妙な角のアールも再現します。
椅子の雰囲気を損ねないよう、忠実に。
木工職人ヒカワいわく、この繊細な作業が一番苦労したとのこと。
 
 
椅子の貫を修理
右4本が新しい貫。白い木肌が初々しい!
 
 
椅子の貫を修理
フレームの色に合わせて、塗装職人が塗装し、新たな貫の出来上がりです。
 
 
椅子の貫を修理
バラバラに解体した椅子を再び組み直し、クランプでがっちりと固定。
工場でこの「組み直し→固定」の光景を見るたび、
映画「チャーリーとチョコレート工場」で子どもの頃のチャーリーが歯列矯正のために装着させられていた
イ〜〜〜!となりそうな器具を思い出すのは、わたしだけではないはず。
 
 
椅子の貫を修理
ようやく完成です!
 
 
椅子の貫を修理
ワンちゃんにかじられてしまった貫が、
 
 
椅子の貫を修理
こんなふうに新しくなりました!
少しぐらつきがあったのも、組み直すことで強度がアップしました。
 
 
椅子の貫を修理
やぶれてしまっていた座面の裏張りも新しく張り替えて、すっきり。
 
 
椅子の貫を修理
そしてそして。
比較的状態の良かった貫を削り、思い出にと、鍋敷きをお作りしました。
 
 
椅子の貫を修理
お鍋を置いたり、ポットを置いたり。
現役「貫」生活を引退後も、まだまだ活躍してくれそうです。