竜吐水修理_京都家具クリニック1
修理のご依頼を受け工場にやってきた、見るからにレトロなこちらの一台。
江戸〜明治期にかけて火事の際の消火活動に使われていた、手押し消防ポンプ。
高槻市で昔使われていたものだそうで、「竜吐水(りゅうどすい)」と呼ばれていたそうです。
 
 
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裏側に「明治廿二年丒八月新調」と記されています。
“明治22年、丑年の8月に新調”という意味のようで・・・
1889年、ということはなんと127年前!
 
 
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サイドには、「京寺町五條上」の文字も。
どうやら京都で作られたもののようです。
 
 
竜吐水修理_京都家具クリニック3
まず、長い年月の間に積もりに積もった埃や、汚れや、ゴミを洗い流します。
 
 
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箱の中も、じゃぶじゃぶ洗います。
 
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洗剤でゴシゴシ、洗いに洗います。

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なんだか夏らしい光景です!
 
 
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洗い終わったら、しっかりと乾かします。
 
 
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片側の脚がぼろぼろに傷んでいたので、新しく部材を製作。
 
 
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外した脚部分。かなり傷んでいました。
 
 
竜吐水修理_京都家具クリニック12
新しい部材が取り付けられました。
まっさらな木の色が眩しい!
 
 
竜吐水修理_京都家具クリニック13
後半戦は、塗装部門。
錆びていた金物部分を着色します。
 
 
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すっかり色が落ちてしまった文字部分も着色。
 
 
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ものすごい達筆の人みたい!
塗装職人・多田が着ている熊野大花火の赤Tシャツは、お土産にいただいたものだそうです。
 
 
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あ・・・!
木部の塗装が知らぬ間に終わってしまっていました。
素地が出て白っぽくパサついた印象だったのが、全体的に落ち着いた色味で美しく蘇りました。
新しい部材の部分もすっかり馴染みました。
 
 
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修理完了です!
ちなみに「冠組 第二号」と書かれているようです。
さすが127年前に作られただけあって、貫禄たっぷり。
びしっとキマってます!
今後は公民館で展示されるのだそうです。
 
 
「家具修理」と言っていますが、こんなふうに家具以外のものの修理についても、よくご相談いただきます。
もちろんわたしたちではできない事もありますが、全力でなんとかならないか考えさせていただきますので、何かお困りの事がありましたら、ぜひご相談くださいね!

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