case.24/京都市 アシェットデセール 未完 様

アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
2017年9月、御所南にオープンしたアシェットデセールの専門店「Assiette dessert 未完」様へ、
finger marksのオリジナルチェアを納品させていただきました。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
“アシェットデセール”とは、レストランなどのフルコースの最後に出てくるお皿に盛られたデザートのこと。
今、東京ではその専門店が人気を博しているそうで、関西ではまだ数も少なく珍しいなか、
オープン以降あちこちの雑誌に掲載され早くも話題のお店となった「未完」さん。
先日、オープン前のお忙しい時間帯でしたが、お店にお邪魔させていただきました。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
オーナーパティシエの大村さんは、静岡県のご出身。
大学進学で京都に来られ、大学ではなんと哲学科を専攻されていたそう。
卒業後、一度はインテリア関連の会社に就職されたそうですが、ほどなく退職。
ものづくりの仕事がしたいとケーキ屋さんでアルバイトを始め、やがてそこでケーキの仕上げを任されるようになったのをきっかけに、
ケーキ作りの道へと足を踏み入れます。
以降、京都のケーキ専門店やブラッスリー、「イル ギオットーネ」、「マリベル」、「京都ウェスティン都ホテル」などのパティシエを経て、
ついにご自身のお店をオープンされた異色の経歴の持ち主です。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
マンションの半地下にあるお店のドアを開けると、目に飛び込んでくるやわらかなアイボリーの空間。
ふかふかとした白いカーペットの非日常感に、思わず期待が高まります。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
店内はカウンター席が9席のみ。
存在感たっぷりのカウンター天板は、「アセメラ」というアフリカの木で、8mの一枚板を7mにカットして作ったものだそう。
木の皮を残した縁のワイルドな雰囲気も素敵です。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
この天板に合わせてゆったりとデザートを楽しめるようにとお選びいただいたのが、finger marksオリジナルのアームチェア「journey-full」。
「ゆったりとくつろげる、しっかりとした椅子」を探されていたところ、
ご友人でイタリアンレストラン「sketch.」のオーナーシェフである廣瀬さまからfinger marksをご紹介いただいたのだそうです。
オープン前の真夏の暑いさなか、御所南から宇治のfinger marksまで、なんと自転車で来られた大村さん・・・
finger marksの第一印象は「遠かった!」とのことでした。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
「ゆったりと」ということで座面が広いアームチェアを、樹種はお店のやわらかな色合いに合わせてビーチ×チェリーをセレクト。
空間を引き締めてくれるブラックの張地は、コットン×リネンのくったりとした手ざわりが気持ちのよい人気のファブリックです。
長身の男性スタッフも背もたれやアームに体を預けて、ゆったりとくつろいでいる様子。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
大村さんご自身が椅子に座ることはほぼ無いそうですが、お店を訪れるお客さまの多くが椅子を褒めてくださるとお聞きし、とても嬉しくなりました!
何でも、肘や手がふとアーム部分が触れた際に”おや?”とアームの不思議な形状に気付かれ、
ついすりすりと撫で続けるお客さまがたくさんいらっしゃるとのこと。
職人が磨き上げた「journey-full」自慢のアームをたくさんのお客さまが撫でてくださっていると知り、スタッフ一同感無量です。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
店内には他にも、土壁の空間にデンマークのビンテージキャビネットが配されたりと、和と洋が溶け合う中に大村さんのセンスが随所に垣間見られ、
ここで過ごす時間が一層特別なものに感じられます。
 
 
さて、ここからはお待ちかねのデザートのご紹介です!
オープン前の仕込みなどでお忙しいなか、特別にお昼のコースをご用意いただきました。
(この時は準備中のため私服姿でしたが、普段お店に立たれる時は真っ白の服を着ていらっしゃいます)

お昼のメニューはコースのみで、季節の食材を使った色彩豊かなデザート4品を、
ゆっくりと楽しめるようになっています。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
まずはメインの前のお楽しみ、Amuse Dessert(小さな一皿)。
イタリアのドルチェ「ババ」をイメージしたお菓子で、「柚柑(ゆこう)」と呼ばれる柚子とだいだいの自然交雑で生まれた果物のシロップをしみこませた温かなスポンジ生地の上に、冷たいフロマージュブランのアイスクリームがのっています。
じゅわ、と同時に、とろり。
柑橘系のさわやかな香りと、クリーミーな甘みが絶妙な美味しさです。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
次は、メインのAssiette Dessert(アシェットデセール)。
メインの食材は、金柑・りんご・栗から選択。
これは、大村さんが旬のものや良いものを見つけたら、その時々で変えるのだそうです。
今回はりんごをセレクト。
ミルフィーユのほうは、下から順に、薄焼きのりんごパイ、タルトタタン風の煮込みりんご、黒胡椒入りのメレンゲ(!)、レモンクリーム、ヘーゼルナッツのチュイールの5層仕立て。
さまざまな味、食感、甘みの中にほんの少しの黒胡椒のアクセントが効いた驚きの美味しさ。
ピスタチオアイスクリームと、チョコレートとシャンパンのソースが添えられ、飽きがこないよう、一皿にさまざまな味が散りばめられています。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
お口直しの塩味の効いたデザートSale(塩味)は、ひとくちサイズの愛らしいスワンのシュー菓子。
下のグリーンはアボカドとサワークリームを混ぜたもの、上のピンクはトマトのエスプーマ。
フレンチの前菜のような感覚でいただける甘みが全くないお菓子で、いただいた瞬間、口の中に新鮮な喜びが広がります。
ちなみに粉雪のように散らされた白い粉は、オリーブオイルを粉状にしたもの(!)で、口の中で溶けてオイルに戻ります。
そんなわくわくする説明をお聞きしながらデザートを楽しめるのも、アシェットデセールならではです。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
そして、コース最後のプティフールMignardises(小菓子)は、右上から時計回りに、
コーヒーゼリーののったコーヒーのガナッシュ、
板状にした塩とチョコレートを刻んだものが入ったチョコレートのパウンドケーキ、
生姜のマドレーヌ、
いちじくと香辛料の効いたパウンドケーキ。
甘いもの、スパイシーなものなどそれぞれの味にバリエーションがあるので、好みの順番で味の変化を楽しみながらいただけるのが嬉しい一皿。
香辛料の効いたパウンドケーキは赤ワインなどアルコールにも好相性なので、夜にゆっくりお菓子とお酒を楽しむのにもおすすめです。

ちなみにデザートがのせられた器は、ほとんどが日本の器作家さんのもので、大村さんがお好きなものをデザートに合わせて使われているのだそうです。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
目の前で、美しい一皿が仕上げられていくのを眺めながら待つ、幸せな時間。
できたての繊細なデザートの数々が美味しいのはもちろんのこと、何気ない質問にも丁寧に答えてくださる大村さんとの会話も心地よく、
つい長居したくなる素敵な空間でした。
 
 
今後のことを尋ねると、お客様によりゆったりとお過ごしいただけるよう、またより良い素材をお出しできるようにといろいろと考えていらっしゃるようで、「まだまだやりたいことがたくさんあるんです」とおっしゃった時のわくわくするような表情がとても印象的でした。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
お店に飾られた花も、大村さんが錦市場の花屋さんで選んできたものを自ら生けてらっしゃるそう。
 
 
アシェットデセール未完様に椅子を納品しました
デザートも、空間も、自由な発想でしなやかに進化し続ける「未完」さん。
京都にお越しの際はぜひ、美味しいデザートとわくわくする時間をお楽しみくださいね。
 
 
アシェットデセール 未完 (Assiette Dessert milan)
050-1106-5646
京都市中京区御幸町通夷川上る松本町583-1 フォルム御幸町 1F
※ご来店にはご予約がおすすめです
 
 
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